マニ50 エアータンク吊りバンド
エアータンクの吊りバンド表現。小さい2種は取付枠と一体の帯板で吊られたタイプにする。
補助空気溜めの修正部分に当て板をハンダ付け。
水揚空気溜め。
ヤスリで余白を削り落とし。大まかな外形に削り出す。
板厚をバンドの幅に見せる目論見。
ダイヤモンドヤスリで少しずつ整形。
同時に余分なハンダも削り取る。
板厚がありすぎたか?0.3tくらいでよかったか・・・
まだだいぶ整形が必要である。
板厚を幅に見せる技法は歪みが生じにくくて都合がよい。
バンドをもっと薄く仕上げる必要があるが、出来そうだ。
補助空気溜めも同じ手で行き、元空気溜めは丸線を使って表現してみる。
つもり。
本日手に入れてきた本。
台枠の構造を図解した一冊。
鉄道史資料保存会や車両史編纂会の刊行物で客車に関しては大体の寸法形状はつかめるのだが、図面が複写のため不明瞭な部分が多かった。
旧国に関しても床下図面をまとめた書籍があったが同様であった。
私程度のやることには大体のところが判ればいいので十分であるが・・・
この書では、原図を読み解き、CADでひき直した労作。写真と合わせてわかりやすい。
上手いことにマニ50についても触れられている。
ブレーキシリンダーが台車内から床下に移動した後期のタイプであるが、配管が多少異なる程度だし、類似のオハ50なども触れられているのでまあ、困らない。
客車(32~50系)電車(70~101,103,115,交流、直流の救援車)気動車(415
00~20,80,181,40)と幅広く、興味深い。
買う買わないはともかく、一度手に取られるのがよろしいかと。
バーナーに限らず、火熱を扱うときは、周囲に広いスペースを取って作業を行うこと。
耐火ボードで囲んで作業するのもいいと思います。熱の拡散を防いで、安心ですし、大きなものを扱うときには効率が良くなります。
これもハンズやホームセンターで入手可能。
焦げているのはプライスシールの残滓。
小さな炎ですが、意外と周囲の紙やビニールを焦がすことがあり、何度かヒヤリとしたことがあります。
賃貸住宅では壁など焦がすと、面倒なことになります。
火事を出したら、もう模型どころではない人生になりますので過剰なくらいの注意をすること。
旋盤、フライスの作業においては、回転しているときは絶対に触れないのが大原則です!
これを見ての作業において負傷、あるいは損害を被られても当方は一切の責任は負いません。
久しぶりに本を買う
積ん読の山がようやく解消しつつあるので、久々に書店を渉猟。
何冊か買ってきた。
最近読み終わった本から。
臨床精神科医師の方が著された一冊。
術語を中心に、そこから連想される様々な事象を語るエッセイであると同時に精神医学、心理学の解説書でもあるという趣。
話題は広く、体験した臨床例、学説から映画、文学作品、世相まで及ぶ。
読むのに時間はかかるが、難解ではない。
心理学や精神科学は以前から興味があり、予備知識はあったのだが、知らないことや、認識の誤りなども確認出来て役に立った。
数年前にハードカバーの分厚い本で出版され、書店で手に取って興味深かったのだが、えらく高価で、買うのを躊躇していたのだが、最近文庫化されて購入に至った次第。
ここから今回購入分。
回顧録と謳っているが、死の先年に行われた長時間のインタビューを収めた本。
インタビューを行っているのは読売新聞の論説委員の面々。
橋本氏はテレビでよく見かけた方。
刊行が安倍氏の意向で延期になっていたらしい。
安倍晋三という政治家を現代史の中でどう位置付けるのか?
お次は朗読と語りの名手、堀井美香さんの手記。
この方、テレビには定時のニュースくらいしかお出にならず、ラジオが主で永六輔や久米宏の番組のアシスタントを務めておられたが、落ち着いた声の割には、とぼけた発言もして、地味な美人アナという印象ではあるが面白い人だなと注目はしていた。
一方で朗読の会のプロデュースなどもして高い評価を得るなど、スキルの高さは注目されていた。
ジェーン・スーさんとともに始めた番組で本性を顕し印象が一変。すごい人だ。で、名コンビとなり、今ではポッドキャストの番組が大人気となる。
昨年、突然会社を辞めると宣言、同年フリーとなる。
今や朗読、語りの会がプラチナチケットになる活躍。
会社を辞めると決めたあたりからの顛末と心情、人生との向かい方を綴ったのがこの本。
アナウンス、ナレーション技術とともに、朗読、語りも芸術的である達人の内面がどんなものなのか垣間見れそうである。
最後は何年も前に出版されながら、読みそびれていた作品。
人類の破滅に立ち会い見届ける、という設定の作品はSFに限らず数多く書かれてきた。
状況の中で主人公の心情がどう変化し、破滅から取り残された自分にやがてやってくる死とどう向き合うのか・・・
そして自分の死は人類の死でもある・・・
こういう設定好きなんだよな。
映画化されていたのか、読み終わったらDVD探してみるか。
書評などと図々しいことは言いません。
あくまでど素人の感想文ですのでご容赦を・・・
マニ50 エアータンク組み上げ
取付枠の折り曲げ溝をハンダでチョイ付け。
余分を切り落とし。
元空気溜め枠、中抜き。
キーストンプレートが垣間見えれば面白そう。
どんなものか?
自己満足に終わるか?
フラックス(ステンレス用として売られているもの。)を嵌めこみ部と折り曲げ部に塗り、ハンダ小片を乗せる。
バーナーで炙り、ハンダを流す。
ハンダが多すぎたか。
ハンダの量はこのくらいがいいところ。
一番熱を喰う体積の大きな部分に少し離れたところから炎をあてる。
薄い部分や小さい部分はその余熱でハンダを流す。
上手くいけば、キサゲの必要ないくらいに仕上がる。
隙間が空いているのは孔を広げた部分。
タンクと枠が一体化。
余熱は想像以上に大きく、ハンダが固まるまで時間がかかるので、すぐに触ると位置ズレを起こす場合がある。
全体が冷めるまで数分放置すること。素手で触ると間違いなく火傷します。
バーナーはライターガスを使う小型の物。
1/80程度では細い炎を出せる小さな物がいい。
大きすぎると薄板部分を歪めたり、小パーツなどは溶かしてしまう場合もある。
ハンズ、ホームセンターで手ごろなものが売っています。
ガスは、メーカー指定の物を使うこと。
大抵セットで売っています。
私の経験上、他社の物を使うと、ちゃんと燃焼しないで火が消えたり、逆に吹いたりして危険です。成分や濃度などが違って、バーナーの設計仕様と異なるためと思われます。
この後、周囲を落として、バンドを巻く。
あともう少しだのう。
と思うのだが・・・
バーナーに限らず、火熱を扱うときは、周囲に広いスペースを取って作業を行うこと。
耐火ボードで囲んで作業するのもいいと思います。熱の拡散を防いで、安心ですし、大きなものを扱うときには効率が良くなります。
これもハンズやホームセンターで入手可能。
焦げているのはプライスシールの残滓。
小さな炎ですが、意外と周囲の紙やビニールを焦がすことがあり、何度かヒヤリとしたことがあります。
賃貸住宅では壁など焦がすと、面倒なことになります。
火事を出したら、もう模型どころではない人生になりますので過剰なくらいの注意をすること。
旋盤、フライスの作業においては、回転しているときは絶対に触れないのが大原則です!
これを見ての作業において負傷、あるいは損害を被られても
当方は一切の責任は負いません。
マニ50 エアータンク取り付け台造作
元空気溜めの水平を合わせる。
約0.3mmのずれ。
補助空気溜め。
水揚空気溜め。1.2+板厚0.5。OK
元空気溜めの孔を下方へ拡げる。
タンクを嵌めて、目測とノギスで水平を出す。
他の孔を削ると収拾がつかなくなるので、決して手を付けてはいけない。
まあ、こんなところか。
これは取付枠の修正が必要。
これはハンダ流した後に切断。
次は、取付枠の加工、ハンダを流して固定。吊りバンドの取り付け。
先は見えてきたが、これにどれだけ時間かけているのか・・・
旋盤、フライスの作業においては、回転しているときは絶対に触れないのが大原則です!
これを見ての作業において負傷されても、当方は一切の責任
は負いません。
マニ50 エアータンク組み立て
フライスユニットはΦ4より太いキリが使えない。
チャックからベッドまでの距離がキリより短いのである。
チャックを外して、コレットに直接咥えればいいのだが、交換が面倒だし、使えない径もある。
で、キリを買った。
Φ5とΦ6のショートシャンク。二本で800円しなかった。
固定が不十分で材料を跳ねさせたのでやり直し。
敷いているのは、アルミサッシの切れ端。
折り曲げ線がややずれた。だいいち、寸法間違ってる。
この後Pカッターで溝を深く切り込む。
バイスで折り曲げ、タンクをはめ込む。
元空気溜めの一本が傾いた。補助空気溜めも傾き気味。
水揚空気溜めは木取りのミスゆえにちょん切って修正。
挿し込んだ孔を下方へ拡げて修正。そのあと、全体にハンダを流し、周囲を切り落として吊りバンドを巻く。
予定。
旋盤、フライスの作業においては、回転しているときは絶対に触れないのが大原則です!
これを見ての作業において負傷されても、当方は一切の責任は負いません。
マニ50 エアータンクと取り付け台
前回からの改良点。
①ヤトイのすり割りを広げた。
すり割りの幅が狭く、コレットを締めた時に環が閉じてしまい、保持力が不足。
②端面の削りにステンレス板を使ってみた。
”ミニ旋盤を使いこなす本”の球体を削りだす項でバイトにステンレスパイプを使うという行があったのを思い出し、使ってみた。
何のために切り出していたのかも忘れた端材の1tのSU304だったか。結構使える。
幅の広い物を用いた方が曲面がきれいに出せる。
中心から外側に向かって削っていくのが良いようである。
あれこれやった挙句、何とかエアータンク本体は用意できた。
元空気溜め。補助空気溜めと水揚空気溜めは撮影を忘れた。
エアータンク取り付け台を作る。
材料は0.4t洋白板。Φ7のドリルは結局買うことになった。
穴あけも撮影忘れた。
ベッドをクロステーブルとして、押さえ金でしっかり材料を押さえて、ゆっくり切り込めば、材料を歪めることなく開けられる。
センタードリルを用いて、折り曲げ用の溝を入れる。浅く切り込み、何度も往復させる。
元空気溜め用の出来上がりがこちら。
溝はあとでもっと深く刻む必要があるのぉ。左側が補助空気溜めと水揚空気溜めのケガキとポンチ穴。
エアータンクがきっちりと填まっていい感じ。
折り曲げた後、上手くいくか・・・
ドリルキリはシャンク部が平径6.35mmの六角断面。近所のホームセンターで購入。
ハイスにチタンコート。全体も短くて扱いやすい。
値段は800円しなかったかな。
わざわざ買うのはもったいないと思ったが、工程の簡略化を考えて購入。
ラーメン一杯の値段でうまいこと作業が進むならよかろう。
持ってりゃ、また役に立つだろう。
旋盤、フライスの作業においては、回転しているときは絶対に触れないのが大原則です!
これを見ての作業において負傷されても、当方は一切の責任は負いません。
マニ50 エアータンク まだ続く ヤトイを作る
ちょうど買ってあったΦ10丸棒をΦ10コレットに咥えて、Φ7丸棒を削るためのヤトイというかアダプターを作る。
Φ8パイプを使えばいいのだが、手元にない。
芯押しのチャックはΦ6.5までしか咥えられない。このためだけにシャンク根元が細いキリを買うのもムダである。
先に作ったPカッター突っ切りで45mm長に切断。いい切れ味。
センターポイントを両端に刻む。
キリコが連続して排出されるのを確認しながら、Φ3で導入孔を掘り込む。
キリの直径分ほど切り込んだら、キリを戻して先端に詰まるキリコを取り除き、切削油を付けながらまた掘り込む。
一気に切り込もうとすると、刃先が詰まり、折損もしくは過熱して鈍らせてしまう。
キリを材料内に折りこむと、キリとともに材料をオシャカにして大変な無駄になるので、金切り音がする前に引き抜く。
これを繰り返して材料長さの半分ほどまで切り込む。
キリをΦ5→Φ5.9と交換して繰り返し、材料を咥えなおして反対側から同様の工程。貫通させる。
中グリ。シャンクの長さいっぱいまで切り込む。
内径6.5ほどまで削れたら、咥えなおして反対側から削る。
ノギスで計測しながらこれを繰り返して、内径7まで追い込む。
材料がシャンクより短ければ、一気に削り込むべき。
貫通。
気分はデイヴ・マッカートニー。
Φ7棒を通してみる。引っ掛かりやガタツキなければOK。
仕上がり径がΦ7.1か、Φ7.05くらいまでで納めたかったが、ここらが私の腕というものである。ML-210の精度は調整次第で0.01mm以上出るそうだから、場数をこなすしかない。
メタルソウで割を入れる。
カエリを取る。
表側はダイヤモンドヤスリ。
内面は所定のΦ7を通す。
Φ8のコレットに取り付けて、Φ7棒を咥えてみる。
使えそうである。
今回、割を入れるのに、フライスユニット+メタルソウで切り込んだが、セッティングの手間を考えると、金鋸で切り込んだ方が早かった。
ま、いろいろやってみるさ・・・
ようやく、エアータンクの作成に入れる・・・
メタルソウを用いる作業でも、手指の接触に注意!
旋盤、フライスの作業においては、回転しているときは絶対に触れないのが大原則です!
これを見ての作業において負傷されても、当方は一切の責任は負いません。
ネット上にベテランの職人の方々が数多く作業例をUPされていますので、それらを参考に。
詳しく解説した書籍も出版されているようですが、手に入らない物も多いようです。
おすすめは。
ミニ旋盤を使いこなす本
ミニ旋盤を使いこなす本応用編
久島諦造 著
小型旋盤の扱いから、金属工作の基本まで記述されていて、持っていて損は無い。
絶版のようですが、アマゾンなどで古本が入手可能。
ただし、元値の倍以上の価格なので、考え物。
生きた蒸気機関車を作ろうー図解ライブスチーム入門
ライブスチームのシェイを作ろうー図解ライブスチームの最新技術
平岡幸三 著
鉄道模型工作技法
菅原道雄 著
機芸出版社
シェイを作ろうのみが在庫ありのようで定価で買える。
生きた・・・の方は絶版でアマゾンでとんでもない値段がついてます。