マニ50 エアータンク まだ続く ヤトイを作る
ちょうど買ってあったΦ10丸棒をΦ10コレットに咥えて、Φ7丸棒を削るためのヤトイというかアダプターを作る。
Φ8パイプを使えばいいのだが、手元にない。
芯押しのチャックはΦ6.5までしか咥えられない。このためだけにシャンク根元が細いキリを買うのもムダである。
先に作ったPカッター突っ切りで45mm長に切断。いい切れ味。
センターポイントを両端に刻む。
キリコが連続して排出されるのを確認しながら、Φ3で導入孔を掘り込む。
キリの直径分ほど切り込んだら、キリを戻して先端に詰まるキリコを取り除き、切削油を付けながらまた掘り込む。
一気に切り込もうとすると、刃先が詰まり、折損もしくは過熱して鈍らせてしまう。
キリを材料内に折りこむと、キリとともに材料をオシャカにして大変な無駄になるので、金切り音がする前に引き抜く。
これを繰り返して材料長さの半分ほどまで切り込む。
キリをΦ5→Φ5.9と交換して繰り返し、材料を咥えなおして反対側から同様の工程。貫通させる。
中グリ。シャンクの長さいっぱいまで切り込む。
内径6.5ほどまで削れたら、咥えなおして反対側から削る。
ノギスで計測しながらこれを繰り返して、内径7まで追い込む。
材料がシャンクより短ければ、一気に削り込むべき。
貫通。
気分はデイヴ・マッカートニー。
Φ7棒を通してみる。引っ掛かりやガタツキなければOK。
仕上がり径がΦ7.1か、Φ7.05くらいまでで納めたかったが、ここらが私の腕というものである。ML-210の精度は調整次第で0.01mm以上出るそうだから、場数をこなすしかない。
メタルソウで割を入れる。
カエリを取る。
表側はダイヤモンドヤスリ。
内面は所定のΦ7を通す。
Φ8のコレットに取り付けて、Φ7棒を咥えてみる。
使えそうである。
今回、割を入れるのに、フライスユニット+メタルソウで切り込んだが、セッティングの手間を考えると、金鋸で切り込んだ方が早かった。
ま、いろいろやってみるさ・・・
ようやく、エアータンクの作成に入れる・・・
メタルソウを用いる作業でも、手指の接触に注意!
旋盤、フライスの作業においては、回転しているときは絶対に触れないのが大原則です!
これを見ての作業において負傷されても、当方は一切の責任は負いません。
ネット上にベテランの職人の方々が数多く作業例をUPされていますので、それらを参考に。
詳しく解説した書籍も出版されているようですが、手に入らない物も多いようです。
おすすめは。
ミニ旋盤を使いこなす本
ミニ旋盤を使いこなす本応用編
久島諦造 著
小型旋盤の扱いから、金属工作の基本まで記述されていて、持っていて損は無い。
絶版のようですが、アマゾンなどで古本が入手可能。
ただし、元値の倍以上の価格なので、考え物。
生きた蒸気機関車を作ろうー図解ライブスチーム入門
ライブスチームのシェイを作ろうー図解ライブスチームの最新技術
平岡幸三 著
鉄道模型工作技法
菅原道雄 著
機芸出版社
シェイを作ろうのみが在庫ありのようで定価で買える。
生きた・・・の方は絶版でアマゾンでとんでもない値段がついてます。