マニ50 エアータンクさらに続き
続き。
片側できたかな?
端材を使ったため、余計な溝やら削りがある。
テストピースとして様子を見ることにしよう。
端面のRはこんなものか?
今回、手元の書籍文献からエアータンクの図面というのを調べたが、直径と長さ、吊り下げの構造の記述はあっても、端面のRについての書き込みを見つけられなかった。作っているからには寸法指示があるはずだけどなぁ。
可能性としては鉄道工場ではタンクを作っておらず、外部業者からの納入品ということか?
結局わからんので、手元にあるパーツ各種10個ほど測ってみて、今回は直径程度の半径を採ればいいだろう、と結論。
R7くらいでやってみる。
咥え直して、反対側も同じように削る。同時にセンタードリルで凹ませておく。
今回、7mm径の材料を用いたが、コレットが6、8mmと来て7mmがない。
多少細い物でも把持できるのだが、1mm差となると好くないようである。
かなりきつく締めないと、振れが出たり、切削中に中へ押し込まれてしまう。材料も傷つく場合があるようだ。
第一、コレット自体を痛めそうである。
こんな感じにできた。
Rはもっとなだらかでいい。まあ、こういうのもあるけど、この車には似合わなそうである。
テンプレートで測ると、13mm径の円くらいの曲率。
6.5rくらいか。
キットのパーツ。
16mm径の円、r8くらい。
r7.5~r8くらいを目指せばいいだろう。
吊り下げバンドはどうするか?
写真を眼光紙背で眺めると、U字の丸棒で吊っているのと平帯で吊っているのがあるように見える。
どっちが面白いか?
取り付け台を作るときのやり易さを勘案して決めよう。
ドレーンコックはどうする。
このくらいはやらにゃならんのだろうな。
いつまで経っても終わらんのう・・・
材料は8mm径を発注。
本番はヤトイを作って、把持の問題を回避。
話が迷走の気配を帯びてきた。
まずい・・・
一連の作業は回転するコレットチャックに手を近づけての作業になるので慎重に!
刃物台からコレットチャック側には絶対に指を入れないこと!
慌てずにゆっくりやること!
これを見ての作業において負傷されても、当方は一切の責任は負いません。
ネット上にベテランの職人の方々が数多く作業例をUPされていますので、それらを参考に。
詳しく解説した書籍も出版されているようですが、手に入らない物も多いようです。
マニ50 エアータンク作り直し
マニ50 エアータンク。
元空気溜め。
直径を5.5Φから6.5Φ強にして長さ15㎜に変更。
材料は7㎜真鍮丸棒。
①端面削り。
②尖り先バイトの斜面でテーパーをつける。
③中目ヤスリでざっと形を出す。
主軸回転方向に逆らってヤスリを押す。
昔からあるドリルレースという技。
かってはハンドドリルでガリガリと削っていた。機械の有難みを実感。
ミニ・ガラというこれ用の道具を売っていたけど、今もあるのだろうか?
削り目が粗いが構わずに次へ。
④はんだキサゲに使っている、古ヤスリを削った手バイト。
刃物台とバイトをテコの支点にして、すくうようにして押し当てる。
こけしなどを作る、木工旋盤のやり方と同じ。
ここで所定のRに近付ける。
⑤突っ切りバイトを当ててさらに削る。
これで表面は滑らかになってきて雰囲気が出てくる。
一連の作業は回転するコレットチャックに手を近づけての作業になるので慎重に!
刃物台からコレットチャック側には絶対に指を入れないこと!
慌てずにゆっくりやること!
珍しく順調に進んだと思っていたら、カメラのバッテリー切れ、ときたもんだ。
ただ今充電中。
申し訳ありませんが、今日はここまで。
元空気溜め×2
補助空気溜め×1
水揚空気溜め×1
と取り付け台を作成予定。
これを見ての作業において負傷されても、当方は一切の責任は負いません。
ネット上にベテランの職人の方々が数多く作業例をUPされていますので、それらを参考に。
詳しく解説した書籍も出版されているようですが、手に入らない物も多いようです。
ホビダス マニ50 床下の工作
現在流通中のモデルアイコンブランドではない、ホビダスブランドのプラ製マニ50。
上回りはほぼ加工完了。プラサフを軽く吹いたところ。
はめ込みの屋根板は載せてあるだけ。
主な加工はモールドの手すりと足かけを洋白線植え込みに。
ありゃ、ずれた取付穴が埋まってない。
手すりは製造番台によって形が異なる様なので好みを選択。
歪んでるなあ、修正。
ベンチレーターはもう少し濃いめのグレーか?
キーストンプレートはエバーグリン製メタルサイディング。筋目ピッチ2㎜。
使ったのはいつ買ったか忘れた#74528。
現在は#70EG4528に改番されている模様。(下の袋、同じ物のよう)
一部鉄道模型店、プラモの専門店、ヨドバシ、アマゾン等で入手可能。
インダストリアルデザインのモックアップなどに使われるようで、檸檬など画材店でも
扱っている。
高価だが他にないので仕方なく使う。
はるか昔、紙を型押しした製品を店頭で見た記憶があるが、どこの製品だったのか・・・
どこかで復刻してくれないかな。軽量以降の客車や近代気動車など、需要はあると思うのだけど。
両面テープで元の床板と貼り合わせて外形裁断。さらに0.5Tプラ板を裏打ちして厚さを合わせる。
床下機器取付穴、センターピン穴等を貫通させ、台車集電板を通す溝をあける。
と、言いながら欠き取りを忘れてるぞ。なっとらんなあ。
まだ、横梁が付いていないが、とりあえず床下機器をざっと並べてみる。
機器類は裏側を紙で塞ぐ。この手の作業には、食料品のパッケージが最適で、ここでは味の素の回鍋肉の素の箱を利用。
他にも削りすぎた屋根の補填など用途は様々。
ただ、ため込みすぎて邪魔になるという現実もあるので、ほどほどに。
エアータンクは内側半分がないので、大は6ミリ、小は5ミリ径真鍮棒から削り出したが細すぎるし、長すぎた。
もう1ミリ太くして作り直そう。
その模様は次回に。
あとは、台車のフィッティング、床板高さの調整、と続く。
はず。
Pカッターの刃で突っ切る
コン様のブログで話題になっている、デザインナイフ刃を用いた、薄い突っ切りバイト。
タングステン鋼が使われているPカッターの刃で作ってみた。
使用マシンはサカイML-210。
旋盤初心者の時、チャックに噛ませて破損させたJHTのホルダーを修復して使用。
上がオリジナル、真ん中が作ったもの、下が、深い突っ切りのためのバイト。
早くも擦ってます・・・
シャンクは8×8。
止め枠は、チャックに擦ったときに、亀裂が入ったので、0.5t真鍮板を巻き付けてはんだ付けで修復。内側にも張り足してシャンクがきっちりはまる様にせっせとヤスリ掛けで仕上げる。
Pカッターの刃は先端が変な形で整形が面倒くさそうだったので尻尾側を使う。
逃げ角、すくい角も目分量。
切っ先を主軸センターに合わせるため、適当な端材を敷いて調整。
切削時、刃がお辞儀してしまったので、上側にも板を噛ませて押さえる。
センタードリル先端と切っ先も合わせて確認するが、撮影し忘れた。
端面を削ってみて、ヘソが残らなければOK。
切れ味はなかなか。使えそうである。
耐久性がどんなものかは、使っていかないとわからない。
横方向に無理な力を掛けてしまい、切っ先が欠けたので注意。
切削圧に負けて、刃先がお辞儀することがあったので、やはり、ボルトか、はんだ付けでシャンクに固定した方がいいかもしれない。
コン様の作例をお手本にさせていただきました。
深く感謝いたします。
コン様のブログ。
トンネルモケイ トラコン修理
トンネルモケイ、トラコンTMP-23A+カレントブースターTMP-Ⅾ5
0.5A程度の容量のTMP-23を5Aに増強する増幅器。
缶モーターが普及する前は、2個モーター機関車で1.5A、電球室内灯1個0.1Aで、編成物だと3~4A食った。
キットの箱を落として、スイッチ類をまとめたボードをボディに支えるステーが砕けて、スイッチがめり込んだ。
このありさま
適当な材料が無かったので、6mm真鍮棒から旋盤で削り出し。
長さ15mm、片側3Φネジ、反対側5mm穴。
面倒なので三つ爪チャックで反対向きに咥え直して削っているので芯が出てません。
ボードに元のネジで固定。ボディ側は砕けたステーのナットに被せてアロンねじ止めで固定。
2~30分で固まりますが、念のため1日放置。
背面。
上TMP-23、下TMP-D5。
TMP-D5
左端子 レールへの出力。
中央スイッチ ブースター単体、TMP-23でのコントロール切り替えSW。
右側端子左二つがTMP-23からの出力。
右二つがTMP-23への電源供給。
出力5A、パルスと直流の合成出力、直流のみ出力切り替え。
ブレーキの減速率も可変。
30年以上前の製品ですが、いまだ現役。
年季が入っている故、薄汚い外観はご容赦。
今では5Aの出力は無用かもしれませんが、まあ無いより良い。